東日本大震災考 1
私がアメリ力におりました頃に深く心に感じた事があります。
あの人種のるつぼと言われる連邦国家アメリカでひとたび何かが起きると、
ゲームはノーサイドになり、星条旗の元で全ての人が《何々系アメリカ人》の
《何々系》の部分が消え、ただ単一の《アメリカ国民》になる事です。
アメリカtheビューティフルなどを歌いながら手を繋ぐのです。
我々日本国民は、いつの日からか群れる事の恐ろしさ、
まとまる事の恥ずかしさ、照れることが美しく思え、
寡黙で熟考を重ねるという時間に沈んでなかなか行動に移らないという事が、
重厚であり知的であるかのように勘違いをしていなかっただろうか⋯。
私達は少し格好つけを忘れて《日本》という名の元で
ひとつにならなくてはならないのではないだろうか。
照れず恥ずかしがらず「頑張ろう!!」と、
隣の人に声を掛けてみる事から始めたらどうだろう。
「変な人」と思われてもいい。心底から「頑張ろう!!」と声を掛けよう!
私の母は岩手県の出身で、今も私の叔父、叔母、いとこ、姪、甥など
沢山の親類が岩手、宮城に暮らしている。
今は無事であることを祈るしか術はありません。
今、党員停止処分を受けているあの小沢氏は、
悔しく苦しんでいることだろう。
専任になり、国元に戻り、大鉈を振るいたいだちう。
かまいはしない、政治家生命を掛けて行けばいい。
行ってくれ!それを誰が止められようか。
計画停電が始まり、夜の暗さを窓の外の街に感じて身近な事からと
電気のスイッチを全て消してテレビをつけたら、
節電どころか、どこのチャンネルも眩しいほどのライトのスタジオで、
原発災害の事を情報提供と言う名の元に、横並びで同じような報道をしている。
いや、愚痴は言うまい!それもまた大きな事なのかもしれないが。
でも今、がれきの中にいる母の故郷の人々に、
日本国民全ての『頑張れ!」を届けたい。
光をあびて私達は立つ
どんなに土にまみれても
朝が来れば
光をあびて私達は立つ
2011年3月15日 布施明